運営方針


理事長ごあいさつ

 公益財団法人緒方記念科学振興財団初代理事長 故緒方村男は、我を捨てて公に生きることを信条とし、私財を投じて公益財団法人緒方記念科学振興財団を設立するなど社会貢献にも積極的でありました。
 ことに初代理事長 故緒方村男の故郷である柳川への想いは深く、様々な地域貢献をさせていただくことに大きな喜びを感じておりました。
 初代理事長は「愛・汗−愛なき人生は暗黒なり、汗なき社会は墜落なり」を人生の哲学とし、厳しさの中に深い愛情をもった経営者でした。これまではその背中を見ながら様々なことを学び、支えとしてまいりましたが、今後は初代理事長の遺志を継ぎ、公益財団法人緒方記念科学振興財団の発展に努めてまいります。皆様の温かいご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。


                                     公益財団法人緒方記念科学振興財団
                                        理事長 緒方 祐介

初代理事長の理念

『愛汗』の精神が経営理念
 戦後、日本の経済文化は目覚しい発展を遂げ、世界でも有数の国となりました。これは、勤勉な国民性のうえに、学校教育の水準が大きく寄与していると思われます。
「今後、日本が世界社会の一員として、更によりよく発展していくためには時代を担うべき青少年に対して、なお一層充実した教育の場を与えることが大切なことと考えられます。今般、三笠製薬株式会社創業50周年を記念して本財団を設立し、科学の振興のため、福岡県下に向学心に燃える真心のある学生・生徒諸君に対し奨学金ならびに諸先生方の研究助成金として援助したいと考えております。」
 この設立主旨に則り、人々に愛され、親しまれ、期待される財団となるよう努力していく所存です。皆様の温かいご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

事業目的

 本財団は、福岡県内の学生、生徒で学業優秀でありながら、経済的理由により就学又は、留学が困難な者に対し、奨学援助を行い、あわせて、福岡県内の科学の振興に関する事業を助成し、科学の振興を図り、もって、社会有用の人材育成に寄与することを目的とする。